残り蓮 [社寺]
↑智積院明王殿
写真的に昨日の続き。
ここは、智積院明王殿(不動堂)。
明王殿は、昭和22年(1947)の火災により仮本堂であった方丈殿が焼失した際に、明治15年に焼失した本堂の再建のため、京都四条寺町にある浄土宗の名刹、大雲院の本堂の譲渡を受け、現在の講堂のある場所に移築した建物です。
お堂を他のお寺から譲り受け、バラして運び、組み立てる・・・すごいなぁ。
現代の高層ビルならそんなことはできませんよね。
大雲院は、現在東山区祇園町南側にある。祇園閣・・・通称、銅閣・・・祇園祭の山鉾の形をした塔がある所にあります。
このお寺、天正15年(1587)に烏丸御池あたりに建立された。その跡、秀吉が四条寺町南(高島屋の西)に移動さされた。石川五右衛門の墓があったそうです。
1972年高島屋が増床した時、祇園に移転した。
お寺の場所を移動するって凄いなぁ。
高島屋の駐車場の入り口に碑があるそうです。
こんど撮影します。
智積院の話しに戻ります。
明王殿って、結構最近移転した建物に見えないのがすごい。
この時、中でお勤めをしたはりました。
明王殿の側に小さな池がある。
ちょっと前まで蓮が咲いていたけど、いまはすっかり綺麗に苅られていた。
でも小さな蓮の花が咲こうとしているのが印象的だった。
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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