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今宮神社、複数の稲荷 [社寺]

またまた今宮神社です。
3回も行くとたくさん写真を撮りますね。
没にするには、ちょっともったいない。

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今宮神社には、紫野稲荷社と地主稲荷社の二箇所あります。
紫野稲荷の祭神が「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」です。この神は、日本全国にある稲荷神社の祭神です。女神さんなのをご存知ですか?以外とご存じない方が多いのです。「うか」が穀物を意味することば。昔は、今もだと思うけど、穀物、特にお米はとても大切なもの。その穀物を神聖化するのは当たり前。
この女神さんは、穀物を集め、上位の神々に供えるのが仕事かな?穀物は今で言う金銭と同じ扱いだから、お金を集める神となったようです。

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↑紫野稲荷社

もう一箇所の地主稲荷社は、祭神が倉稲魂大神と猿田彦大神。
倉稲魂大神(うかのみたまのおおみこと)は、実は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と同じ神なのです。
なにが違う?
『古事記』では宇迦之御魂神で、『日本書紀』では倉稲魂大神(うかのみたまのおおみこと)という名前なんです。なぜそんなことをしたのかは不明。
別に、宇迦之御魂神を宇迦之御魂命と書く場合もある。

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↑中にミニ鳥居がある

神々の名前で、「神(かみ)」「命(みこと)」「尊(みこと)」がついています。
どういう使い分けをしているのか?
「神」は、それ以上の上はないから最上級の表現。
「尊」は、神の次に尊いお方。天尊系の人物?
「命」は、天尊系以外の人物。
この「尊」も「命」も読み方が同じですね。
音読すると同じ。紛らわしい。
もっとも漢字がなかった時代を無理矢理漢字にしたりしたから、そんなことになっているのかも。
「天孫系」と「天孫以外」って権力者の意図を感じますね。
『古事記』というのは、国内における神話で、『日本書紀』が海外を意識した神話という違いがあるようなのです。だから同じ神様でも表現が違ったりする。神話の内容も違ったりする。
結論は、「大神」>「神」>「尊」>「命」と考えていいようです。

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↑紫野稲荷社の右隣、祀ってある神様の表示がないのです。

同じ呼び方でも幾通りもありますね。「首相」と「総理」というように。
「命」と「尊」も同じなのかも。

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↑織田稲荷社

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地主(稲荷)社では、倉稲魂大神と猿田彦大神の2柱の神様です。これって前項で述べたことと矛盾する。
猿田彦大神は、天孫以外なんですが・・・。
天孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に表現が出てくるし・・・。これっておかしい。
瓊瓊杵尊をお迎えに来た地上の案内役が猿田彦大神。
なら扱いが違うじゃない。
別に私は学者じゃないから、そこまで拘る必要はないのかも。
しかも神話だしね。

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↑地主稲荷社、稲荷らしい鳥居

次の話題は、織田稲荷社。
この社は、織田信長と関係あるらしい。
天正10年(1582)、家臣・明智光秀が謀反を起こし、信長は亡くなりました。
いわゆる「本能寺の変」ですね。

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↑地主稲荷社

信長と親交があった清玉上人という人が焼け跡から骨灰を拾ったというのです。もちろん信長の遺骨かどうかわからないでしょうね。
信長と家臣のものであろう骨灰を集め阿弥陀寺に埋葬したと話があるのです。

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↑しっかり狐がいてはります。

豊臣秀吉が都市改造計画を実施した時、阿弥陀寺を上京区寺町通今出川上ルに移動した。移転後の阿弥陀寺跡地に、信長を祀る「織田稲荷社」が建立された。
おそらく信長を霊を祀ったのでしょう。
なぜ稲荷なのか?分からない。信長が稲荷顔だったとか・・・。

明治15年(1882)に同じく信長を祀る「建勲神社」の御旅所となります。
後に建勲神社の御旅所が無くなることになり、いまの今宮神社に引っ越ししたそうです。なぜ今宮神社でなく、建勲神社に引っ越さなかったのだろう?
どうも納得できない。
今宮神社に引っ越したのは1987年(昭和62年)に現在地に移築。
そういえば建勲神社って行ったことがないです。
この程度の社ぐらいおけただろうに・・・。

なんか訳のわからない話しを書いてしまいました。
建勲神社のホームページをみると宇迦御霊大神(うかのみたまのおおかみ)、国床立大神(くにとこたちのおおかみ)、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)がおられたし・・・色んな所にいてはりますね。

自分自身用のメモなのでご容赦ください。

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
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↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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神馬 [社寺]

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今宮神社の写真がまだ残っております。
ここは、神馬舎。

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覗くと白い馬像あります。
いわゆる「神馬」なんです。
本当は本物がいいのでしょうが、そうもいきません。

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この神馬舎は、他の神社と比べ立派な作りです。
覗くとこの馬がロボットで「ようこそお参り」と喋ったらビックリするだろうな。

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これは織姫神社のもの。
二セットあります。
織姫ということで、織る道具なんでしょう。

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灯篭も作り方が凝っています。

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一番すごいのは、樹木ですね。
神社の樹木は神聖な感じがします。
実にどうどうとしている。

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こういう高いと所に神はいるような・・・。

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皿うどん [食]

久しぶりに、皿うどんを食べたくなった。
で、「まつお」に行く。
このお店は、独身時代から食べに来ていた。
もちろん、先代の時です。

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結婚し、子供が増えた時、よく皿うどんを買いに行った。
だんだん、買いに行くのが邪魔くさくなり、家で皿うどんをつくるようになりましたね。基本的に3回ぐらい食べると同じように料理をつくれるのです。
細い中華麺を買い、家で揚げました。そんなに難しい作業でない。
子供たちの好物でした。包子や餃子も皮から作っていた。ピザも生地から作り、ソースもつくった。子供が4人だとそうなりますよ。

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子供が独立し、今は夫婦だけ。
家で料理をつくるというのもなくなった。
いまでもパスタは家でつくります。外で食べるより美味しいしね。見栄えは・・・ですけど。

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皿うどんに話しをもどします。
長崎方面に旅行に行ったのは、小学校ぐらいだったかな。
その時、皿うどんやチャンポンをはじめて食べた。
お皿や丼が大きくて食べきれなかった。それだけ憶えている。

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↑昔の写真、彩りがあったかも。具の問題かな。

この「まつお」は、三十歳台に初めてきたかも。
明太子と御飯などというものを初めて食べたのです。
それとお漬物が好きでした。
今回、久しぶりに食べました。
たまにはいいものです。
お店のレイアウトも以前のままだし・・・。

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↑リンガーハットの皿うどんと餃子セット

このお店の皿うどんは、京風?であっさりとした味が特徴かな。
ちょっと多いぐらい注文しても食べられるのが不思議。

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ちなみに全国チェーンのリンガーハットの皿うどんも食べてみた。
ここは、注文してからすぐに料理が出てくる。
さすがですね。値段も安い。
行列で待たされる、料理で待たされることもない。
メニューも色々あるし・・・。

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↑餃子は付けたしぐらいかな。

比べるとチェーンの方がいいのかも。
もっとも私は、麺類をそんなに食べないし、そうそう行きませんけど。
チャンポンの方は、いまだに食べたことがない。

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石と牛王 [社寺]

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↑今宮神社「阿呆賢」

タイトルからすると石焼き焼肉・・・みたいやね。
そうと違います。
今宮神社関係です。

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阿呆賢(あほかし)さんは、「神占石」(かみうちいし)とも呼ばれ、病弱な者がこの石を軽く撫でてから、自分の体の悪いところを摩れば健康の回復が早まるという。

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「人間の念い」で石が軽く感じたり、重く感じたりするのを測る石。
暗示の力です。
人間の筋肉は、やれば3倍ぐらいの力ができるのです。火事場のバカ力ってあるじゃないですか。あれがそうです。でも普通の時には、力がそうならない。非常の時だけ。京男でも自分の脚で骨盤を蹴破った事件がありました。それをまったく憶えていない。でもエライ事になった。
そんなことがあるのです。
できれば、良い方向で使いたいものです。

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人間の能力は不思議。
この阿呆賢のように、病気が良くなると思い込んだら、良くなるのです。
いまのコロナ騒動は、人が異常に恐れていますね。マスゴミやドクターのマイナス暗示をもろに受けている。ほとんど精神的なものなんです。
先日、オープントースターで乾燥芋を焼いていて、熱い所に触った。普通なら流水で冷やしたりしますね。あの時、実験をしたのです。熱かったけど気のせいと強く念いました。結果、水ぶくれとか起こらなかった。脳が火傷を進行させるのかも。
もちろん、できない人は止めてくださいね。

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↑「力石」

「力石」
最初、これも阿呆賢と同じかなと思った。
これは、庶民が力試ししたり、筋力を鍛えるための石らしい。
鉄アレイ的なものらしい。

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昔、社寺という公共の場で用意してあったらしい。
神社やお寺の力石の所で訓練していたらしい。
また、神仏の前で力試しの競技をしたらしい。

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↑牛王宝印(厄除・無病息災)

疫神社に祀られる疫神は悪疫病災を鎮める神として信仰され、後には牛頭天皇と同一神格とされてきました。ご霊威を込めたお神札は牛王宝印と称され、厄除・無病息災を願う家々に広く祀られていました。元旦の早朝一番、若水を井戸より汲み上げ、歳旦祭の御神前にお供えします。その若水をいただいた墨と当社に伝わる版木(延宝七年)からおこした牛王宝印神札を、1月19日疫神社例祭の祭儀の後授与します。
この牛王宝印は、書を朱印をおしてあるのが面白い。
いかにもご利益がありそうな・・・感じ。

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↑牛王宝印が入っていた封筒

撤下「てっか」と読みます。
「神(仏)に奉られたものがお役目を終えて下げられること、下げられた物のこと」
この場合、「神前に奉じられたもの」ただ書いたものじゃなくて神前で神に立ち会ってもらったというような意味かも。
神仏にお供えしたものを信者に与える「おさがり」というような意味もある。

和菓子

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  • 作者: 中村肇
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↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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あぶり餅・・・昔ながらの包装 [甘味その他]

本日は、あぶり餅の持ち帰り用の包みです。
持ち帰りをお願いするとこのような包みになる。

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本日のものは「かざりや」の持ち帰りです。
「一和」も同じような包みになります。
現実的には、石油製品の手提げ袋にいれてわかしてくれます。
昔は、みなこんな感じだった。

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紅白の紙のヒモがすごく懐かしい。大丸とかの包装で使っていたのです。この紅白と緑白でした。
だから各家庭はこうやってヒモとか包装紙を丁寧に保存していた。
当然、紙袋なんてものはなかった。
それでもやっていけた。

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この竹皮も懐かしい。ヒモも竹皮。
これなら石油なんて全然関係ない。
肉屋、かしわ屋で使っていた。竹皮は、防腐作用があるのです。魚屋はどうだったかな?
お弁当でおにぎりは、竹皮が普通だった。
いまのプラ製品の使い捨ては、そろそろ止めた方がいいかも。

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最後の包みはプラフイルムを使っている。
これは仕方ないかも。
でもね。あぶり餅を持って帰って帰り、温めて食べても美味しくないかも。

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「あなむら 名物 くしだんご」これは滋賀県草津にある団子の包装。良い味だしているでしょ。いまでも予約でつくっているらしい・・・。

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私が小さい時、食べていた団子は、この形状で白味噌ダレだった。
あったらいいだろうな・・・。

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昔ながらの包装、立派な文化遺産ですよね。
末永く続けて欲しい。

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